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狙いを定めて、心を射抜く――マーケティングの王道「STP分析」

  • 1月24日
  • 読了時間: 2分

世の中には膨大な数のお客さんがいて、一人ひとりに違う好みがあります。その全員に好かれようとすると、八方美人な、特徴のないサービスになってしまいがちです。


Eye-level view of a marketing strategy board with colorful sticky notes

そこで、自分たちのパワーをどこに集中させるかを決めるためのフレームワークが「STP(エスティーピー)分析」です。これは、戦う前の「狙い」を定めるための最強のガイドラインです。


Segmentation(セグメンテーション):市場を切り分ける


まずは、大きな市場というケーキをいくつかのピースに切り分ける作業から始めます。これが「セグメンテーション」です。


年齢や性別だけでなく、「自炊を楽しみたい人」と「時短で済ませたい人」、あるいは「最新技術が好きな人」と「安定感を求める人」というように、価値観やライフスタイルで市場をバラバラに分解してみるのです。そうすることで、一塊に見えていた市場が、特徴のある小さなグループの集まりであることが見えてきます。


Targeting(ターゲティング):狙う相手を決める


次に、切り分けたピースの中から「自分たちが勝負する相手」を一つ、あるいは数個選びます。これが「ターゲティング」です。


「ターゲットを絞るとお客さんが減ってしまう」と怖くなるかもしれません。しかし、ターゲットを絞ることは、その人たちの悩みや望みに対して、より深く、鋭く応えられるようになることを意味します。誰に向けて放つ矢なのかをはっきりさせることで、初めて相手の心に届く強さが生まれます。


Positioning(ポジショニング):立ち位置を決める


最後に、選んだ相手の頭の中に「どんなイメージで記憶されたいか」を決めます。これが「ポジショニング」です。


「安さといえばあのお店」なのか、「自分へのご褒美といえばこのブランド」なのか。ライバルと比較されたときに、自分だけの専用のイスを確保するための仕上げのステップです。


絞り込む勇気が「価値」を生む


STP分析の醍醐味は、「誰を相手にしないか」を決めることにあります。 勇気を持ってターゲットを絞り込み、立ち位置を明確にすることで、あなたのサービスは「その他大勢」から脱却し、特定の誰かにとっての「かけがえのない選択肢」に変わります。


マーケティングの面白さは、この「狙い」がピタッとはまって、誰かの心を動かせた瞬間にこそあるのです。


次の一歩として: あなたが最近「これは私のためのものだ!」と感動したサービスや商品はありますか? そのブランドが「どんな基準で市場を分け(S)」「どんな人を狙い(T)」「どんなイメージで覚えられようとしているのか(P)」を勝手に分析してみると、STP分析のヌマがもっと楽しくなりますよ。

 
 
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