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「一番」より「唯一」のイスを探そう――マーケティングの基礎「ポジショニング」

  • 1月9日
  • 読了時間: 2分

世の中には、似たような商品やサービスがあふれています。その中で、自分たちの存在をお客さんの心にピタッと定着させるためには、どうすればいいのでしょうか。


Eye-level view of a digital event registration desk with a laptop and notepad

「真正面からぶつからない」のが賢い戦略


新しいサービスを始めるとき、つい「ライバルよりも安く」「ライバルよりも多機能に」と、真っ向勝負を挑みたくなります。しかし、体力のある大企業と同じ土俵で戦うのは、初心者にとっては非常に険しい道です。


大切なのは、「勝てる場所」を奪い合うことではなく、「まだ誰も座っていないイス」を探すこと。


例えば、街のカフェを想像してみてください。「安さ」で大手のチェーン店と競うのは大変ですが、「日本一、静かに読書ができる店」というイスならどうでしょう。あるいは「愛犬と一緒に、プロ級の記念撮影ができる店」なら? このように、切り口を変えて「〇〇といえば、あのお店だよね」と言われる独自の立ち位置を作るのがポジショニングの極意です。


「2つの軸」で自分の場所を見える化する


ポジショニングを考えるとき、マーケターはよく「ポジショニングマップ」という図を使います。縦軸と横軸の2本の線を引き、自分とライバルがどこにいるかを整理する地図のようなものです。


縦軸: 価格が高いか、安いか


横軸: 機能的か、情緒的(おしゃれ・楽しい)か


この図を描いてみると、ライバルが密集している「激戦区」と、誰もいない「空き地」が見えてきます。その空き地こそが、あなたが狙うべきチャンスの場所かもしれません。


「狭める」ことは、ファンを「増やす」こと


「ターゲットを絞ったり、個性を出しすぎたりすると、お客さんが減ってしまうのでは?」と不安に思うかもしれません。


しかし、マーケティングの面白いところは、「誰にでもいい顔をしない」方が、特定の誰かに深く愛されるという点です。自分だけの独自の立ち位置が明確であればあるほど、価格競争に巻き込まれることなく、「あなただからお願いしたい」という熱烈なファンに出会えるようになります。


次の一歩として: あなたが「これだけは、他のお店じゃなくてあのお店じゃないとダメなんだ!」と思っているお気に入りのブランドやお店を1つ思い浮かべてみてください。そのお店は、あなたの頭の中の「どんなイス」に座っていますか? その「理由」を言語化してみるだけで、ポジショニングのセンスはぐっと磨かれます。

 
 
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